日本のいちばん長い日を観ました

 半藤一利の小説原作の映画、日本のいちばん長い日の1967年版と2015年版を観ました。
 御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午からの、一部陸軍省勤務の将校と近衛師団参謀が中心となって起こしたクーデター未遂の宮城事件、そして玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いた作品です。

 個人的には1967年の岡本喜八版の方が好きで、2015年の原田眞人版は流れは分かるのだけれど見所が分からないという印象でした。
 岡本喜八版から感じた見所は、録音盤(玉音盤)を如何にクーデターを起こそうとする一部陸軍将校達から守ったかという部分と、クーデターに失敗した将校達の切なさというとてもシンプルな部分でした。
 原田眞人版では、阿南惟幾をより現代風の人間味があり、しかも腹芸を打って陸軍幹部を煙に巻く終戦派として多くの尺を使い描いたために、見所が分かりづらくなってしまったように感じます。
…まあ、wikiなどでも阿南惟幾の立場をめぐっては議論があるようなのでむしろこれがリアルなのかも知れませんが。

 余談ですが岡本喜八からは庵野秀明が大きな影響を受けていると言われていて、シン・ゴジラでも言われてみると確かに岡本喜八節が各所にあるなあと感じました。
シン・ゴジラ好きは岡本喜八版日本のいちばん長い日オススメです。


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