親から買い与えてもらう必要のあるものとか、子どもに買い与えてあげる必要のあるものとかって難しいなあ

 ぼくはかれこれ20年以上パソコンを利用した仕事をしているのですが、学生時代は親のパソコンやらインターネットといったITに対する理解というか興味が乏しく、ITに対する社会的同意とかゆとりある子どもの個性を伸ばす教育が重視される現代と比べると、まあそれなりに苦労しました。
 あのときにあの機器あのソフトが買えて訓練出来ていたら、今よりも子どもの頃の夢や憧れに近い仕事が出来ていたり、今と同じでもよりレベルの高いことが出来ていたかもなあと思うことはあります。

 ただ、パソコンを自腹で買ったことで、当時まだお金持ちの道楽という認識も強かったパソコンに、超真剣に将来性や汎用性や実用性と何よりコスト意識を持って臨めたことはとても大きかったし、実家のネット環境構築が機器の費用にプロバイダ代に電話代などコスト管理(もちろんぼくが支払っていた)を含めてぼくの裁量で出来たことは、物凄いワクワク感を味わえて幸せだったと思います。

 そういう経験をすると、単に欲しいだけでなく本当に親に与えてもらう必要のあるものを子どもが見極めたり、子どもの将来を見越して買い与えてあげる必要のあるものを親が気づくのも難しいのだろうなあと感じます。
そしてお互いが本気で難しいと弁えた上で、子どもは親がなるほどなと巻き込まれるような交渉術と、親は子どもの話を真剣に吟味して一緒に調査や勉強をする度量が重要になるのかなあと思いました。

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