島本和彦のZEKKYO大学「芦原妃名子先生の痛ましい事件について思うこと」を観ました

 島本和彦のZEKKYO大学で2024年2月9日 収録された「芦原妃名子先生の痛ましい事件について思うこと」が、YouTubeでアーカイブ公開されており、改めて見たところ、落ち着いて色々考えることが出来ました。

芦原妃名子先生の痛ましい事件について思うこと【#島本和彦 #島本Z大】

やさしい器の大きさ

 普段からXで漫画家さんの発言をチェックしていた影響もあり、「芦原妃名子先生の痛ましい事件」については、生々しくショッキングな言葉で知ることになり、また自身の人間観系の苦い記憶を呼び起こされる臨場感もあり、少なからず動揺しましたが、島本和彦先生の発言で色々落ち着けたように思いました。

 島本先生は炎上などで注目され批判に晒された人に何が出来るか?という問に、「一緒に殴られてやるよ!」と語られる一方で「一緒に殴り返しに行くのはお断りします…」というスタンスだったのがとても印象的でした。
島本先生のあり方に大いに感動し、「格好良い」「侠気がある」と感じましたが、そういう評価に対しては、「格好良さや侠気とは真逆のものである」と断言されていたので、あえてぼくなりにまとめると「やさしい器の大きさ」と評したいです。

山田玲司のヤングサンデーでも語られている

 「芦原妃名子先生の痛ましい事件」については、山田玲司のヤングサンデーの、「セクシー田中さん」事件と芦原妃名子さんの無念を繰り返さないために〜里中満智子、森川ジョージ、湊よりこと考える「原作漫画家不遇問題」でも深く語られており、こちらでは時系列なども含めてかなり詳しく踏み込んで、解説されています。

「セクシー田中さん」事件と芦原妃名子さんの無念を繰り返さないために〜里中満智子、森川ジョージ、湊よりこと考える「原作漫画家不遇問題」と再発防止策

 ぼくなりの解釈では

 徳力基彦さんによる記事では、ネットメディア上の経緯が事細かにまとめられており、ぼくはこの記事を読むことである程度疑問が払拭され、島本先生の配信を見ることである種の怒りは薄れたと感じました。

「セクシー田中さん」と芦原先生の悲劇を繰り返さないために、私たちが真剣に考えるべきこと(徳力基彦) – エキスパート – Yahoo!ニュース

 テレビドラマに関しては、視聴率などからドラマを評価しキャストやスタッフの責任を強調して書かれる芸能ニュースという文化があるそうな。
そういったメディアが2023年12月27日に、脚本家の相沢氏のInstagramを引用しつつ最終回について批判的に記事化し注目され、影響された一部の人が芦原先生を激しく攻撃し始めました。
 それ以降、様々な展開を経て最悪の結果となりましたが、ぼくはこの時点をある種の真相と考えており、これ以降は各自が身を守る発言しか出来ない状況となったと感じています。

 SNS時代の風聞制御の難しさや一部ユーザーの沸点の低さや行動力に驚愕しましたが、SNSでのバズりや芸能ニュースなどの酷評に慣れている人には、とても辛いことだが今の時代仕方の無いことで対策はあるようで、その一つを上記配信にて島本先生が語られていると感じました。