映画『光をみつける ヴァイオリニスト穴澤雄介からのメッセージ』を新文芸坐で観てきました

 全盲のヴァイオリニスト穴澤雄介のドキュメンタリー映画『光をみつける』のミニライブ&舞台挨拶付き、特別上映を新文芸坐で観てきました。

 ぼくはこれまで、ヴァイオリニストという存在に、幼少期から英才教育をされたとか、富裕層の教養文化としての取組という、恵まれた境遇の人だけがなれるというイメージがありました。
 しかし、『光をみつける』で語られる穴澤雄介さんは、複雑な家庭環境に中途失明という逆境を乗り越えたヴァイオリニストです。
などと言うとシリアスなキャラクターを想像しますが、底抜けに明るく不器用さをネタとするとてもやさしく穏やかな方です。
 …という風に、ぼくの先入観や思い込みをことごとく良い方に覆してくれる人であり、映画です。

 そして、上映終了後のミニライブ&舞台挨拶で、登場された穴澤さんはやさしく穏やかな印象と話し方は映画そのままながらもオーラめいたものがあり、その演奏は素晴らしかったです。
 上映にはこどもと一緒に行ったのですが、飼い犬の様子を描くキュートな楽曲「うちのわんこ」にこんな演奏が出来るのかと驚きつつ大喜びでした。

うちのわんこ 全盲のバイオリニストが飼い犬の様子を描くキュートな楽曲!!

 ダイバー シティ(多様性)の時代に求められる「想像力」を「命にかかわること」として鍛錬してきた、穴澤さんのお話しは全ての人に役立つと改めて感じました。

映画『光をみつける ヴァイオリニスト穴澤雄介からのメッセージ 』公式サイト