素直に受け取れない恩

 恩に着せようと思うときどのくらい意識しているかは別にして意図はあり、逆に人から恩を受ける時は意図に沿ったお返しが必要だと思います。
 この意図をどう読むかが難しく、「素直にありがとうと言う」とか「気っぷの良さを褒める」とか親切にして貰えたと思っておけば良いシーンだったり、「貸し借りが出来る」油断ならないシーンだったり色々ありますが、ぼくが気を遣うのが「コミュニティの中で格付けが決まる」シーンです。
 食べ物を驕るような状況が分かりやすいのですが、その場でより多く支払ってみんなに驕り、会食したメンツ内の格付けが決まるということはあります。
 そういうシチュエーションで、この人の格下の子分で良いと恩を買うか、同列の仲間たろうと恩を買わないかはその後の人間関係に影響を与えます。
それが数人の食事なら「年長者だから」などで済むのですが、プロジェクトのリスクテイクにまつわる部分だったりすると、影響範囲は大きいです。
 こういうのを意識し始めると、素直に受け取れない恩というのはあり、反対に相手が受け取るのを躊躇する恩もある事を知るのは大事だなあと思いました。
…って、なんかドロドロしすぎ?(笑