機動戦士ガンダムUC アニメ episode 6「宇宙(そら)と地球(ほし)と」を観ました(ネタバレあり)

 福井晴敏による小説原作のアニメ「機動戦士ガンダムUC episode6 宇宙(そら)と地球(ほし)と」を観ました。
ガンダムUCの最新作メディアレンタルもされておらず、バンダイチャンネルでも3日間で1,000円というかなり強気な価格がつけられていますが、それでも売れるコンテンツということなんだなとお金的な部分でも興味深いです。
 物語の感想ですがこのエピソードは、原作と比べて様々な部分が省略されていますが全体を通しては忠実であると感じました。
というか、原作だと全体が間延びしているせいで埋もれがちだった、ジンネマンとマリーダの絆が新たになること、フル・フロンタルとオードリーが決別する部分が明確になっていて分かりやすかったです。
 フル・フロンタルの物言いが議論としては正しい風に見えるというのは、現代風のギレン・ザビ演説かな?と思うと皮肉が効いていてとても面白いです。
こういう見せ方はアニメ版で特に多く、若い人間に着いてきて貰えなくなった世代(ぼくら世代なんでしょうなあ)には耳が痛かったり、本当はあんな風にしたくなかったと強く感じされました。
 などというとなんかややこしいですが、単純に「議論の善し悪しではなく、その人間について行きたいと思うか?」みたいな基準で観ると分かりやすいかなと思いました。
 そんなガンダムUCも残り1エピソード…なのかな?
原作では最終エピソード「虹の彼方に」が上下に分かれているけれど、これまたかなり間延びしているので、上手くやればより分かりやすくまとまるかも、いやどうかなあとワクワクしています。
 ちなみに大きな謎、「ラプラスの箱とは?」と「フル・フロンタルはシャアなのか?」に関しては、アニメ版では注目が行かないようにしていますが、原作を知るぼくとしては非常に良い演出なので素直に観ていきたいなあと思います。