逆SEO気をつけないとなあ

 Webサイトが検索結果でより多く露出されるために行う施策をSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と呼ぶのですが、反対にあるWebサイトが検索結果であまり露出されなくするために行う施策を逆SEOと言います。
 逆SEOは自社に対する悪評を検索エンジンの1ページ目には表示させたくないみたいな時に業者にお願いすることが多いのですが、どうもこの逆SEOの手法の中に問題(炎上)になりそうなものがあるようです。

 具体的には以下のサイトに記載されていますが、おおざっぱに言うと「DMCA(デジタルミレニアム著作権法)申請を利用して記事消去させる」という方法です。

フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例

 ちなみに逆SEOというと都合の悪いことを隠蔽するみたいな印象を受けますが(上記記事を読むとなおさらです)、商売をする人にとって、事実と反する(あるいは誤解や好みによる)誹謗中傷が検索結果1ページ目に表示されたときのダメージはとても大きく、それらの存在は検索エンジンの関連キーワードや検索候補サジェストにも影響を与えるし、またその情報を消すというのはこれまで法的、技術的、人間関係的にもとても難しく、やむを得ずみたいなケースも結構あります。
 さらに記事の削除依頼などはより相手との軋轢を深める可能性もあり、だったらこちらがお金を支払い検索結果上位から記事を下げるという、平和的な解決を求めてという場合が多いです。

 という穏便な解決を考えている依頼人側としては、上記の様な好戦的ですぐばれていかがわしい印象を被る炎上しそうな手法による逆SEOは止めて欲しいです。
 …SEOや逆SEOを利用して依頼人が何をしたいと思っているのか?が根本的に分かってない業者は本当に多く、彼らに依頼をする際には上記の様な手法をとらないことを強く求めるということが重要って、なんか本当面倒くせえなあと思います。