ドラゴンクエストXI S のゲームバランスなどゲーム性についての感想を書きました。
ストーリー同様、下記の攻略チャートからピックアップする形で書いています。
【ドラクエ11】ストーリー攻略チャート |異変後対応【ドラクエ11S】|ゲームエイト
プレイスタイルその他
ヨッチ村以外は、全て3Dモードでプレイしました。
見た目の違い以外にもバトルシステムの違いも大きく(ヨッチ村以外の2Dバトルを経験してないけど)、2Dはターン最初に全キャラのコマンドを全部決め素早さ順に行動していく方式で、3Dは各キャラの素早さ順に回ってくる行動直前にコマンド選択する方式でした。
3Dの方が臨機応変に行動を選べるので、読みの要素が減り楽でした。
また装備の確認や変更は、圧倒的に3D版が分かりやすかったです。
縛りプレイなどは一切行わず、困まるまで攻略はなるべく見ないけれど、行き詰まるまでは我慢しないようにしてました。
ネタバレをある程度絞る意味でも、特に引っかからずに初見でクリア出来た部分やボスについては、あえて触れていません。
異変前 チャート1
美麗なCGが素晴らしくカメラアングルを変えてしばらく見とれましたが、ゲームとしてはイシの村では迷子になったり橋を渡れずに川に落ちたり(別に問題はないけど)して、デルカダール城下町でもクエスト攻略のための移動でコントロール操作が上手く出来ずに、この先大丈夫か?と不安になりましたが、逆にこの2つが極端に凝った作りだったのか、ここで慣れたのか、その後あまり苦労した記憶はありません。
キャンプなど回復手段が頻繁にあり、レベルアップ時にHPとMPが回復することから、楽にプレイ出来ましたが、ちまちました道具を買い込んで準備を整えるみたいな部分をもう少し楽しみたかったです。
と言いつつ、この時期のどくけしそうだけは買ってて良かったという気分が味わえました。
異変前 チャート2~5
カミュ、ベロニカ、セーニャ、シルビアが仲間になり順調に物語が進みます。
キャンプの近いフィールドでは積極的に戦って、ダンジョンの敵はなるべく避けて進むという方針でプレイしました。
フィールドやダンジョンのマップが広々していて、シンボルエンカウント方式の敵配置の隙間が多く、敵を楽に避けながら広々としたスペースを駆け抜けるという印象でプレイ出来ました。
…広くて美麗なマップを駆け抜けながら、「このシーンのためだけにこれだけのマップを作るって、贅沢を通り越して無駄では?」などと心配しましたが、後にそれは杞憂となります。
ダーハルーネの町でのデルカダール兵との戦闘で、バトル初敗北するもストーリー上そのまま進み、負けイベントと思ってスルーしてました。
その後も苦戦しつつ全滅は避けてましたが、仮面武闘会の2戦目でハデに敗北。
HPが無限にあるハンフリーに攻撃と被弾を任せて、自分は防御と回復をメインにやり過ごすのが正解だったようです。(と言いつつ初戦時の攻撃パターンは知っていても負けそうな激しさでしたが) なんか脇役になったようでイヤでしたがHP無限のNPCを、シューティングゲームR-TYPEの「フォース」と思うと、凄い頼りになり味わい深い存在となりました。
その後に仲間が(ほぼ)揃うのですが、メンバーは「主人公・マルティナ・ロウ・ベロニカ」がメインメンバーでした。
主人公以外は全員、AIの「バッチリがんばれ」でボス戦もプレイしており、その際の楽さから上記のパーティになりました。
貧乏性なのか「めいれいさせろ」だとMPをケチった地味な戦いになるので、「バッチリがんばれ」のベロニカによる思い切った魔法は気分が良かったです。
その後ある程度自由に船を動かせるようになりますが、各町の名前やら世界地図がまったく頭に入っておらず、ヒントに向かって進むのみでした。
ルーラも同じ理由からほとんど使いませんでした。
異変前 チャート6~7
クラーゴン戦で主人公が死んでしまい、ぼくが何の操作をしなくても、代わりに出て来たAIな仲間達が勝利してくれるのをちびっ子さんが目撃してしまい大笑いしつつ、以降主人公に役立たずの印象を持ってしまいます(爆
その反省を受けてプチャラオ村で、まとまったレベル上げをしたので、その後はしばらく楽に過ごせました。
…まあ、そのレベルアップも主人公を外して、AIメンバーに戦わせてましたが(笑
異変前 チャート8~9
クレイモラン城下町で町に入らずに、そのままミルレアンの森、古代図書館、ゼーランダ山を経て聖地ラムダにまで到着してしまいます。(クレイモランでイベントを進めていないと、ミルレアンの森のボスが登場せず、古代図書館のイベントも発生しません)
何か変と気付いてあわててクレイモランに戻ったのですが、その間にレベルも上がっており、以降しばらくのバトルは楽に勝つ事が出来ました。
追加ストーリー
期待通りシルビアのストーリーから始まりました。
シルビアはキャラクターも好きだしボス戦などで意外と活躍するものの上手く使えないのが気になっていたので、大いに活躍させられて嬉しかったです。
その後、マルティナ、カミュ、ロウと個別ストーリーが続きますが、比較的簡単にクリア出来たという印象でした。
異変後 チャート10~16
次々と行き先が示され、そこでのボスバトルが続きますが、多くのボスはストーリーを進めるのに必要なバトルによるレベルアップのみで、なんとか勝ちながらストーリーを進められました。
結果的には初見で勝利しましたが、フールフールやネドラは、たまたま勝てたような印象でかなり苦戦しました。
ゲームとしてはこういう状況が一番楽しいのですが。
一方、バクーモス戦では、ロウが狙われ痛恨の一撃など運の悪い展開で2度全滅するも(痛恨の一撃などは高確率で再現されました)、3度目に多少違った展開(痛恨の一撃が別キャラに行った)となり何とか勝利しました。
この辺りから、キャラクターがMPを大量に消費する技を覚えAIがそれを乱発するようになり(それまでベホイムやドルクマでバランス良く動いてくれていたロウが「グランドクロス」乱発するようになったのはショックでした)、「めいれいさせろ」がメインになりました。
異変後 チャート17
天空魔城入り口のガリンガに一度負け、戦略を見直しながらの再戦で勝つも、レベル不足を感じ溜めていたクエストに挑戦しながらレベルアップに励みました。
天空魔城自体は複雑で長いですが、ある程度踏破すると次回以降はショートカットで楽に進める構造で、最終的には入り口から一度の戦闘でボスまでたどり着けるようになります。
古くはドラクエ1~3などのようにラストダンジョンや中ボス戦での消耗も含めてラスボスの強さが調整されてましたが、最近は最高のコンディションで戦うように強さが調整されているラスボスが多く、ドラクエ11も基本的にはそのスタンスと感じます。
…単純な強さの問題だけでなく物語などを演出する時間も影響していると思いますが、好みが分かれる点です。
クエスト
このタイミングで挑戦したクエストから、攻略サイトで答を見るようになりました。
当然、自力で発見した方が面白く、攻略サイトで答を見た後に自力で気付きたかったと悔しい思いもしましたが、自力発見にこだわると途中で挫けそうなものもあり、改めて振り返っても良しと出来るかなと思いました。
徐々に地理やら地名も頭に入りますが、クエスト攻略と同時にレベルアップもしたかったので、ルーラよりも船を多く使いました。
ケトスで行ける場所が限定されていることから、終盤まで移動手段としての船が活躍するのは嬉しいです。
ラスボスからエンディング
クエストでのレベルアップが功を奏して、天空魔城のボスやラスボスは初見で倒すことが出来ました。 基本的には主人公とグレイグとセーニャで防御を固めて、カミュとマルティナをピンポイントのアタッカーとして使い、戦況が厳しいときはロウを入れて回復要員を増やすという戦術を使っていました。
色んなメンバーの個性が活かせ、多少のレベルアップや装備で難易度調整が出来、凄くバランスが良いと感じました。
ぼくは試せませんでしたが、バトルを最小限に低レベルで進めるプレイスタイルだと、高い難易度も楽しめそうでした。(ぼくの昔のプレイスタイルならそうなってそう)
クリア後チャート1
再登場した(魔導師版)ラスボスが強く何度か全滅することに。
戦略を見直したのと、NPCなグレイグが仁王立ちを連発してくれた影響で、押し切る形で勝利しました。
以降はボスだけでなくフィールドの雑魚モンスターも強くなり、戦いながらの回復は追いつかず、先手を取って最大火力で押し切るような大味な戦いになっていきます。
…今振り返ると、これ以降はMPを大量に消費する技を乱発するAIに任せて、MPが切れたらふんだんにある、キャンプや回復できる女神像で回復という方針が案外正しかったのかも。
マップの再利用が魅力的
異変後や時間移動に加えてクエストなどで、意味深で気になるマップデザインの意味が後に分かるシーンがあり、無駄に贅沢と感じていたマップがゲームを進めるほどに機能美を感じる魅力的なものになっていきました。
クリア後チャート2
ネルセンの試練に挑むも、世界感的に気分が盛り上がらず(特別な空間を演出する、フィールドマップとダンジョン入り組む展開が、逆にそれまでのドラクエ11の世界感が嘘っぽく見えたら怖くて避けてました)、まず各地に居るサブストーリー的なボスと戦いました。
苦戦しつつ倒せるボスは倒しましたが(実に良い感じのバランスでした 笑)、ムンババ・邪の攻略条件などが厳しく、改めてネルセンの試練を先に攻略することに。
試練攻略のレベルアップで、ムンババ・邪はどうにか倒しましたが、魔竜ネドラ・邪に全く歯が立たず、ここで初めて攻略サイトを参考に、買い物とふしぎな鍛冶で状態異常回避アイテムを揃え、その結果比較的あっさりとネドラに勝利しました。
ふしぎな鍛冶もっと早くやっていれば
ふしぎな鍛冶は終盤まであまり活用しておらず、ルールもよくわかってなかったのですが、一度「聖女のティアラ」作りのミニゲーム失敗して大いに落ち込んだのがきっかけで(セーニャが出来の悪い聖女のティアラを装備していると思うと嫌な気持ちになった)、まったく挑戦しなくなりました。
後に分かったのですが、ふしぎな鍛冶はミニゲームは結果がどうであれ(失敗とか出来の悪いという表現があっても)、お店で買えたり敵やダンジョンから手に入る+なしの状態には仕上がっています。
また+がついたものを打ち直した際、どんなに出来が悪くても以前より悪くはならず、+相当の出来ならその分が加算されます。
(+2を打ち直しミニゲームの結果が+1相当なら+3にアップします)
また、うちなおしに必要な宝珠は、1つ100Gで購入可能なので、もっと鍛冶をしておけば良かったという後悔があります。
裏ボス戦
その後のネルセンの試練を全てクリアした勢いで、裏ボスに挑戦し、初見ながらギリギリで勝利しました。
裏ボス戦は、次々と派手なことが起こり、厄介なステータス異常も喰らったりと、ある意味準備不足なバトルでしたが、なんだかんだで勝てたこともあり、凄く楽しかったです。
…魔竜ネドラ・邪戦では、状態異常回避アイテムを使って、淡泊な戦い方で楽に勝ってしまい後ろめたさを覚えたので、このくらいのバランスが達成感があって楽しかったです。
ぼくの記憶にあるドラクエ別作品でのラスボス戦は、全体攻撃があまり役に立たない印象でしたが、今回はブーメランを装備したカミュや全体攻撃魔法を使えるベロニカが大いに活躍できる要素が裏ボス側にあって嬉しかったです。
スキルパネルと装備
裏ボス戦くらいになると、ぱっと見で必要と感じるスキルパネルは一通り開けて、使ってない装備のパネルなど無駄な解放が多いと感じていましたが、カミュのブーメランやグレイグの両手剣など終盤で装備や戦い方が変わる演出はとても面白かったです。
…装備変更は攻略サイトで知ったのですが、自力で気付けてたらもっと嬉しかっただろうなあ。
主人公のスキルパネル解放がいつもワンテンポ遅れてる印象で、裏ボス戦でつるぎのまいが無く、やはりイマイチ目立てずでした。
冒険の書のボス戦
冒険の書のボス戦は、2D世界のヨッチ村ということで、バトルも2Dモードとなり、読みを外すことも多く苦戦しました。
特に「追憶の神殿3層」が全くクリア出来ず、改めてドゥルダの最終試練をクリアしたり、状態異常を回避するスーパーリング+3量産をおこないました。
この時に攻略サイトで、敵のアイテムドロップ率を大きく上げる装備や、敵の持ち物を確認したバトルをしましたが、これを早く知っていれば楽だったような、知らなくて良かったようなと微妙です。
その後、「追憶の神殿3層」をクリア、そのまま挑戦した「過ぎ去りし時の最果て」もクリアしました。
個人的には「追憶の神殿3層」の方が「過ぎ去りし時の最果て」よりもやりづらい印象でした。
スーパーリング+3量産で思う事
裏ボス戦は状態異常を喰らってもなんとか立て直せたり、ネドラなどのボスは状態異常攻撃に個性があったりするので、スーパーリング+3ふたつを全員が装備するのは、面白さで言うと気が引けましたが「追憶の神殿3層」辺りで、そうも言ってられないバランスになったと感じました。
ドラクエ11のバトルバランスは、ラスボスまでと、裏ボス、裏ボス後の三つで大きく変わると感じましたが、スーパーリング+3 ×2が裏ボス後のバトルバランスを明確にしたと感じました。
レベルアップで思う事
縛りプレイなどをしない場合、弱い敵からも多くの経験値が貰えるので、ドロップアイテム集めなどを行っている内にカンストした印象です。
逆にレベルカンスト後にドロップアイテムの為だけにモンスターと戦うのが寂しかったので、強さを上げるためにレベルアップしたいときは、メタル狩りより欲しい装備の素材をドロップするモンスターや、名もなき島でちからのたねを落とすブラウニーを狩るのが、最終的にはいいのかなあと感じました。
裏の試練と真の裏ボス
冒険の書ボス打倒後に、様子見がてら真の裏ボスに挑戦したところ、開始直後の「暴れまわる」(だったと思う)で壊滅状態になりあっさり負けました。
この時点で、レベルはカンスト直前だったので、レベルアップでの解決が難しいと悩みました。
ひとまず、裏の試練に挑戦するも、こちらも指定された手数でのクリアが出来ず、種集め&レベルアップなどを試している内にレベルはカンストしてしまい、いよいよ種集めのみでキャラクターを強くしないといけないのかと挫けかけます。
その前に、改めて攻略サイトを参考に、装備や道具を見直して、真の裏ボスに挑戦することに。
装備を属性耐性装備に特化し、集めていた「せかいじゅの葉」「せかいじゅのしずく」「エルフののみぐすり」(全部シンボルエンカウントな敵がドロップするんだけど)をふんだんに使い、3回目の挑戦時に120ターンくらいで勝利しました。
…ちなみにこの時点までキャラクターの持ち物をバトル中に使ったのは数える程で、道具がこれほど役立ったのも初めてでした。
あと、スーパーリング+3は持っているのが前提って感じで色々吹っ切れました(笑
真の裏ボスでは、主人公、グレイグ、シルビア、セーニャがメインメンバーとして、ピンポイントアタッカーでカミュとマルティナとベロニカを使っており、これまで上手く活躍させられていなかったシルビアの大活躍が、個人的にはとても嬉しかったです。
その後、真の裏ボス打倒後に得られる装備を活用して、裏の試練も手数内でクリアしました。
ドゥルダの大修練場、真の裏ボスなどで打倒までの手数を注目する演出があることから、攻撃力(技の威力)が評価されるようになり、そこに上手くはまるカミュが、攻略動画などで大活躍しますが、実際には守備力やHPの低さから、使いこなすのは難しいキャラクターという印象です。
個人的には敵の守備力を時々下げるぎんがのつるぎと、勇者の盾を装備し、攻守安定させた主人公や、鉄壁の防御を誇るグレイグ、防御に優れながらバイキルトが使え、極竜打ちで相手の良い効果が消せるシルビアが、好みでした。
まだやり込めることはあるのだけれど
…この後のやりこみとしては、アイテム、モンスター図鑑、称号のコンプリートや、タネなどを使ったキャラクターの能力カンスト、最初からやり直すなら縛りプレイなどがありますが、いずれも大変そうだなあ(笑
〔新価格版〕ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S – Switch