ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムをクリア 内容を振り返る

 ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (略してティアキン)をクリアしたので、改めて内容を振り返ってみます。
 総合的な評価は100点満点。完璧という印象でした。
勢い余って120点など満点以上を付けることすら無粋と感じるくらいの完璧さでした。
「この世にこんなにも面白い娯楽があるのか!」と震えながらプレイしていました。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | Nintendo Switch / Wii U | 任天堂

Card

操作システムが素晴らしい

 様々な操作システムと、操作が満喫出来る祠なども含めたフィールドが最大の魅力と感じました。
「がんばりゲージ」を消費しつつ壁など障害物に登るシステムや、高所から下方に滑空できるパラセールシステムによって、画面に見える全てのものが攻略対象と体感出来るのが魅力的です。
様々な操作の繰り返しで、徐々に主人公リンクと自分が同一の存在であるように感じられ、ゲームへ没入できました。

物理法則が気持良い

 ゲーム中に起こる様々なアクション全てが爽快で、それに一貫した物理法則があるように感じられるのが気持良いです。
 祠などで巨大な物体を爽快に動かせるアクションは非常に楽しく、「盾サーフィン」ミニゲームなどもメインストーリーのフィールドと同じ物理法則や操作性を感じられ、経験の共有が出来て唐突感なく楽しめました。

ハイラルの重力は地球の約◯倍!『ゼルダの伝説 ティアキン』ファンが緻密な計算で導き出す | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト
 ゲーム内の物理法則に挑んだ結果爆笑の珍プレイなどが発生するのも面白いです。
【ティアキン】海外プレイヤー達の大失敗シーンが面白すぎるww【海外の反応】

ゲーム性が素晴らしい

 メインストーリー攻略に必須ではない、一つのひらめきで攻略出来る謎解きが大量にあり、攻略時には達成感ある演出がされるため、ずっと飽きずにプレイが続けられます。
必須ではない謎解きがメインの大きなヒントや、攻略トレーニングになっている場合もあり、脱線しすぎている不安も無いです。
 失敗に対するペナルティは少なく、失敗と同時にヒントが示されることも多く、安心感をもって挑戦し続けることが出来ました。
 そして何より、自力で謎の答に気づけた際の喜びは最高です。

世界感が素晴らしい

 システムやゲームを楽しむために緻密にデザインされたフィールドですが、そのビジュアルも素晴らしく、風景を眺めながら歩いているだけで楽しむことが出来ます。
和柄やアジアのテイストが強調されたや建築デザインなども多数あり、キャラクターデザインも人種の特徴がアピールされていたと感じました。
 かつての日本では、「中世ヨーロッパこそが異世界」の象徴でしたが、現代は「日本が世界に発信する異世界」という世界からの期待があり、見事に応えたと感じました。

 世界に向けた日本発の作品の世界感を、中世ヨーロッパ風より和風やアジアンテイストに寄せることの重要性に関しては、下記の動画が分かりやすかったです。

『ハウル』が海外で評価されなかった、悔しすぎる理由|ジブリ|宮崎駿【岡田斗司夫切り抜き】

物語も素晴らしい

 プレイ中は、システムやゲーム性や世界感の高い自由度など、いつまでも入り浸れる魅力に対して、物語には束縛や完結という印象もあり、強調して欲しくない要素でしたが、クリアして振り返ってみれば、物語も完璧に素晴らしかったです。
 ぼくも色んな感情から、完結に至るチャレンジが見えてから一週間ほど挑戦せずに別部分をプレイしていたのですが、下見がてらにトライしたらとても面白く何度も挑戦して、クリアしエンディングまでを見ると、とてつもなく素晴らしい物語であったと改めて感動しました。
 長い時間を過ごしたゲーム世界が完結してしまうことの寂しさも演出に組み込まれており、クライマックスの感動は本当に素晴らしいので、クリア直前で寝かせている人は是非ともクリアまで楽しんで欲しいです。

色々学びたい

 仕事柄、ゲームからはデザインや演出など学べる部分が多いですが、ティアキンは試行錯誤する楽しさなど気付く喜びへの誘導も素晴らしく、楽しく挑戦するという根本的な姿勢に強く刺激されました。
 これらは、ぼく自身の学びであったり、育児や教育という形で周りの人間との関係にも是非とも活用したいです。