コミュニケーション至上主義社会への疑問 への疑問

 ダイヤモンド・オンラインの記事「元2ちゃんねる管理人ひろゆき氏との対談で芽生えた「外に出ない=ダメな人」という固定観念とコミュニケーション至上主義社会への疑問」を読んで、ちょっと思うところがあったので記事にします。
 ちなみに、ぼくはコミュニケーション至上主義に偏った人間でそのスタンスで書かせて頂きます。
 記事全体としては、コミュニケーションスキルが低い人間に対する社会の厳しさを指摘した非常に素晴らしいものであると思います。ぼくが感じた違和感は、この記事に限らないコミュニケーションスキルの使い道という部分にあるのかも知れません。
 例えば、高いコミュニケーションスキルを持った人間の集団を作り集団としての機能性を高める、というのを使い道と考えると格差のあるぎすぎすした世の中になると思います。
しかし高いコミュニケーションスキルが、コミュニケーションが苦手な人をフォローするためのものと考えた場合、なんかちょっと世の中ハッピーになるような気がします。
 記事の例にある、
アスペルガー障害を持ったプログラマーが警察に逮捕された際、(上手く説明すればすぐに出られる事件だったのかな?)話がシドロモドロのため、理解できない警察に23日間勾留されて会社を解雇、家賃も払えなくなった
という件も、警察に医療機関との連携も含んだ高いコミュニケーションスキルがあればまた違う結果になっていたと思います。
 そういう意味で、高いコミュニケーションスキルとはみんなが持たなくてはいけない訳ではなく、得意な人がより多く持ち苦手な人をフォローするというものだと思いました。
元2ちゃんねる管理人ひろゆき氏との対談で芽生えた 「外に出ない=ダメな人」という固定観念と コミュニケーション至上主義社会への疑問|「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン