パコと魔法の絵本

 今年の春、舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を見逃して、ガッカリしていたところ、「下妻物語」以来ファンになった中島哲也監督が「パコと魔法の絵本」として映画化したと知り、かなりの期待を持って行ってきました。
そして、実際に観たら、そんな高い期待を遙かに上回る面白さでした。
 パコの愛読する絵本を演劇として演じる事で、登場人物達がそれぞれに何かを乗り越えて行くのを感動的に描いており、人間の弱さや不器用さを受け入れる優しさと大きさが感じられました。
 豪華なキャストが演じるキャラクターはみんな魅力的でしたが、個人的には、役所広司演じる大貫に感情移入してしまい、序盤から泣きまくってました。
パコと魔法の絵本