SHIROBAKOの組織描写が面白いです

 P.A.WORKS制作、水島努監督によるオリジナルテレビアニメーション「SHIROBAKO」がとても面白かったです。
 「働く女の子シリーズ」とも呼ばれ仕事や組織に対して上手く言葉に出来ないモヤモヤしたことを上手く代弁してくれているのですが、その中の組織を少し俯瞰的に見た描写が好きです。

 一般的な作品だと視聴者の分身たる主人公が組織の中でどう立ち回るか、さらには家族との関係や恋愛などによる変化や成長など、個人の人生描写に多くの時間を使うのですが「SHIROBAKO」の場合、トラブルが発生した際にその影響を受ける人が何人も描かれていて、その解決も何人かが協力しあっていて、解決したプラスの影響も多くの人の目線で丁寧に描かれており、個人よりも組織を広く描いているのが新鮮に感じました。
 特定人物(推しメン)の内面描写が少ないのは好みが別れそうですが、多くの人に目を行き届けさせるにはこういう視点も重要だし、実践的なチームワークスキルかなとも思いました。
 そしてチームプレイが綺麗に決まる美しさや感動は、個人のヒーロー的スタンドプレイに決して劣らないし、個性や才能というのは俯瞰した場所からの方がよく見えるのかも知れないと感じさせられました。

 ちなみに俯瞰的組織描写は、登場人物をキャラクターとして扱うアニメや特撮といったサブカル作品との相性もよく、シン・ゴジラの面白さの要素の一つにもなっているのでは?と感じました。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn