SOHOと育児で思うこと

 ぼくはかれこれ15年ほどホームオフィス(在宅業務)のフリーランスを続けています(厳密には数年出向期間がありました)が、今年の8月に子どもが生まれて、育児と自宅での仕事を両立目指すことにしました。
 自宅をオフィスとして利用している男性の多くは、子どもが出来たタイミングで外にオフィスを借りるというケースが多いですが、我が家は夫婦共働き(どちらも自営業)ということで、ぼくも育児の半分を請け負ってあえて自宅にいる方を選び、そして3ヶ月が過ぎました。
 かみさんの業務がスペース貸しぼくがウェブを中心としたグラフィックデザインということで、外出頻度はかみさんの方が多めなので買い物とか外の用事のメインが彼女で、自宅で家事をしたりのメインがぼくという感じです。
…ぼくが引きこもり体質で、かみさんが外出好きなのでこの分担は精神的には結構上手くいっていると感じています。
 ぼくの仕事にかかる影響ですが、引きこもり担当ということで、まず打ち合わせが多かったり現場仕事みたいなものは請け負えないことが多いです。
 もちろん案件を請け負う最初の打ち合わせなどはスケジュールを調整して受けられますが、定例会議があったり何時間もの打ち合わせをしながら何かを作るみたいなプロジェクトへの参加は厳しく、本当にご迷惑をおかけしていて申し訳ない部分として、急な修正依頼などはお受け出来ない(時間を頂かないと難しい)ケースが多く、ある程度のボリュームと時間のある案件のオペレーター的な仕事しか請け負えないです。
…せめてもの罪滅ぼしに育児をしながら働く人が出来る仕事の仕切り方のデータにしたいところです。
 また、イベントの現場仕事など一日中外出などは出来ず、今年のスペインフェスなどでは作業はしたけれど当日は挨拶に行くだけというとても寂しいものとなってしまいました。
出張仕事は少なくとも3ヶ月までは請け負うのは厳しいと思います。
 という状況で、今のぼくの稼ぎは一家の大黒柱なんてポジションは到底無理で、多くはかみさんの稼ぎに頼っているのが現実です。
子どもを抱えて在宅業務を探している人(多くはお母さんなのでしょうが)の厳しさが物凄く痛感できると同時に、何かしら良いビジネススタイルを生み出せないかと悩んでいるところです。
なんか暗い感じの締めになりましたが、ぼくは今の環境を心より愛しており充実感もありますので、この環境でどうにか回る仕事の仕方や生活スタイルを創作を楽しんでいきます。