ウルトラマンとエヴァンゲリオン

 先日公開したサブ拳を聞き返していて、仮面ライダーシリーズはクウガによって大人が納得出来る説得力と必然性が得られたが、ウルトラマンシリーズはそれが未だにないみたいな自分の発言を聞いて気づいた…というかあのときなんで思い出せないんだよと悔しがっているのが、ウルトラマンに一定の説得力と必然性をつけた象徴的な作品が「新世紀エヴァンゲリオン」だったと思います。
 使徒の唐突な出現と特定の街を襲う行動、またエヴァの内部電源での活動限界が3分30秒、巨人と人間の合体など細かな点で、ウルトラマンを現実的に描いた風な描写があったように感じました。
…まあ、庵野監督だけに、単にパクッただけかもしれませんが。
 ちなみにその中でこの説得力は良いなあと思ったのが、ウルトラマンシリーズの科学特捜隊とエヴァンゲリオンのネルフの対比です。
サブ拳の中でも語りましたが、どうもウルトラマンの科学特捜隊やゴジラの自衛隊やら科学者はチープに描かれておりそこに不満があったぼくとしては、ネルフの説得力は凄いなあと思いました。
 ぶっ飛んだ意見を言うなら、ウルトラマンの次回作は思い切って、庵野秀明さんに監督を任せちゃうってのもありなんじゃないかなあと思います。