五山送り火騒動で思ったこと

 8月16日に京都で行われる「五山の送り火」に、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の景勝地、高田松原の松を使う計画が二転三転しました。
おおざっぱに流れを言うと、
五山の送り火で被災地の薪を燃やす→放射能が心配取りやめて欲しい→風評被害だやるべきだ→セシウムが検出され中止
という感じなのですが、この後更に「このくらいのセシウム量なら出来た」などという意見が出ていたりします。
 この件でぼくが不思議に感じたのが、科学的な調査や参考意見がうやむやである…というかニュースの上っ面を見ている限り全然分からないという点です。
端的に言うと「あの薪がどれくらいヤバイものだったのか」が分からないのです。
 これをはっきりさせないまま今回の件をうやむやにしてしまうと、今後の陸前高田市産地品に対する印象はかなり悪いものになると思います。